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リテルヒューズがテレビドアホン用チャイムバイパスを内蔵した CPC2501M ソリッドステートリレー IC を発売

自己防衛型のコンパクトな設計により、IoT セキュリティシステム、ホームおよびビルオートメーションへの設置が簡素化されます

イリノイ州ローズモント、2025年7月01日 -- 持続可能でつながりのあるより安全な世界を実現する工業技術製造企業 Littelfuse, Inc. (NASDAQ: LFUS) は、本日、テレビドアホンシステムのチャイムバイパス用に最適化された、堅牢で自動作動する常時閉ソリッドステートリレー、CPC2501M を発表しました。

ディスクリートリレー回路を置き換えるよう設計されている CPC2501M は、この機能を持つリテルヒューズの製品ラインアップの中で初めての特定用途向け集積回路 (ASIC) です。自己防衛機能、フォルトタイミング機能、ソリッドステートスイッチング機能を 1 つのコンパクトな 6x6 mm QFN パッケージに組み込むことで、テレビドアホンの統合を簡素化すると同時に、信頼性と安全性を強化します。

「CPC2501M チャイムバイパスリレーを利用することで、テレビドアホンのメーカーは自社製品を既存の住宅設備で機能させることができます」と、リテルヒューズ集積回路事業部のプロダクトマーケティングマネージャー、ヒューゴ・グスマン氏は述べています。「エンドユーザーは、既存のドアチャイムボックスを使用して、ドアベルのボタンを新しいテレビドアホンユニットに交換できます。特別な設置や回路の追加は必要ありません。」

主な特徴とメリット

  • 内蔵の自動作動ロジック により、外部マイクロコントローラやソフトウェア制御が不要
  • 内蔵の故障保護タイマー(~17 秒)が、ボタンの長時間押下やチャイム故障時に自動的にリセット
  • 60 VP 双方向電圧と 1.84 ARMS 連続負荷電流での高性能スイッチング
  • 始動時やサージ状態に対応するピーク電流容量 5 A
  • 熱的に最適化された 6×6 mm QFN-16 パッケージ により、コンパクトなモジュール設計のための PCB スペースを節約
  • 標準の 8~24 VAC ドアベル変圧器の背後に設置可能

問題/ソリューション

テレビドアホンの採用が進むにつれ、従来の家庭用配線や機械式チャイムを使用してこれらのデバイスに電力を供給するという課題も増えています。CPC2501M は、チャイムが非アクティブなときに電源バイパスパスを作成し、ドアベルの動作時にはそのパスを即座にオフにすることでこれに対処し、複雑な改造なしでカメラユニットへの継続的な電力供給を実現し、チャイム機能を完全に確保します。

アプリケーションと市場

CPC2501M は、テレビドアホンシステムのドアチャイムバイパス用に最適化されていますが、次の場合にも最適です。

  • ビルオートメーション制御
  • 電圧制御作動を備えた IoT デバイス
  • コンパクトなソリッドステートスイッチングを必要とするセキュリティシステム
  • 汎用の電圧制御リレー設計

CPC2501M は、複数の保護およびロジック機能を組み込むことにより、設計と設置を簡素化すると同時に、消費者および工業環境における耐久性とパフォーマンスを向上させています。

CPC2501M ソリッドステートリレー画像

ご購入

CPC2501M 電圧制御非絶縁型ソリッドステートリレーは、テープ形式およびリール形式で 3,000 個単位でお求めいただけます。リテルヒューズ正規代理店にお問い合わせください。リテルヒューズの正規代理店は littelfuse.com でご確認いただけます。

詳細情報

詳細については、CPC2501M 電圧制御非絶縁型ソリッドステートリレーの製品ページをご覧ください。技術的なご質問は下記までお問い合わせください。

  • 集積回路事業部 (SBU)、製品マーケティングマネージャー、ヒューゴ・グスマン hguzmanjimenez@Littelfuse.com
  • 集積回路事業部 (SBU)、製品マーケティングエンジニア、アンソニー・コノプカ AKonopka@Littelfuse.com

リテルヒューズ会社案内

Littelfuse, Inc.(NASDAQ:LFUS)は、持続可能で接続性の高い、より安全な世界の実現のための工業技術を生み出す企業です。世界20ヵ国以上に約16,000名の従業員を擁するリテルヒューズは、お客様への支援を通して革新的かつ信頼性の高いソリューションの設計と供給に取り組んでいます。また、顧客数 100,000 を超える当社の製品は、工業、輸送、エレクトロニクスといった各種市場のあらゆる場所で日々利用されています。詳細については Littelfuse.com をご覧ください。